エイジングケア専門ライターによる「年齢に負けない」アンチエイジング研究サイト

  1. TOP
  2. 更年期障害の体のかゆみはただの乾燥じゃない!◯◯の不足が原因?

更年期障害の体のかゆみはただの乾燥じゃない!◯◯の不足が原因?

更年期に入ると体と心のさまざまな部分にその変化が現れはじめます。目がかすむ、体が重い、疲れが取れない、のぼせ、虚無感や喪失感など。そして、体のかゆみを伴った乾燥も更年期障害を代表するトラブルのひとつです。

 

特に冬は空気の乾燥によって湿度が下がるため、夏や梅雨の時期と比べると肌がひび割れたり、かゆくてかきむしってしまう、という症状は誰にでもありますよね。

それはあくまでも「乾燥」です。しかしここでお話するのは、「ホルモン分泌の減少」と「ホルモンバランスの乱れ」によって起こる更年期障害の乾燥の原因とその対策についてです。

乾燥をする足

なぜ乾燥が起こるのかその原因をきちんと把握しておけば、あとはそれに対する改善策を実行すればいいんです。

 

なんでかゆいんだろう

なんで最近こんなに乾燥するんだろう

 

と悩んでいる女性のみなさま、今回お話する内容をぜひ参考に、今後の乾燥ケアに役立ててください。

 

女性ホルモンが減少すると肌質が変化する?

女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があります。思春期を超えて30代に入ると、エストロゲンという女性ホルモンの分泌がピークを迎えます。

そしてその10〜15年後の40〜45歳くらいに入ると、エストロゲンの量が激減。

 

このエストロゲンという女性ホルモンには、肌の潤いを保ったり角層の水分を保持する働き、それからコラーゲン作りをサポートして肌の弾力やハリを維持する役割があるんです。

 

さらに、皮脂の分泌を促し皮膚のバリア機能を高める働きを持つ「プロゲステロン」も同時に少なくなってゆきます。

つまり、肌に圧倒的な効果をもたらすエストロゲンとプロゲステロンの分泌量が少なくなるということは、肌の水分不足を意味します。

これらのホルモンバランスが崩れることによって、かゆみを伴った乾燥が発生してしまうわけなんです。

更年期の体のかゆみの原因は?

更年期に皮膚のかゆみをもたらす原因は、女性ホルモンの減少です。

30代後半を目安に女性ホルモンを作り出す卵巣の機能が低下しはじめ、年齢とともにホルモンの分泌量も減ってしまいます。
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンがあり、肌の健康や美しさを保つ働きをしています。

美肌ホルモン、エストロゲンの低下

エストロゲンは肌へ大きくかかわり、皮膚の水分を保ちバリア機能を形成するためにかかせません。同
時にコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン生成も促し、ハリやつやを与え、すこやかに保ちます。

エストロゲン
ところが年齢とともにエストロゲンの分泌量が減っていくのとともに水分保持力が低下します。
同時にコラーゲンなどの質や分泌量も低下して、更年期になると乾燥しやすい肌環境を作ります。
するとバリア機能も低下して、空気の乾燥や化粧品の成分など、あらゆる物質によってかゆみを招いてしまいます。

皮脂の分泌を促すプロゲステロンの低下も

プロゲステロンは、皮脂の分泌を促す働きがあります。

皮脂は、肌内部の水分の蒸発を防いだり、空気の乾燥から肌を守ったりする、天然クリームのような働きをし、皮膚の保湿にかかせないホルモンです。

プロゲステロン

エストロゲンと同じくプロゲステロンも更年期になると分泌量が低下してしまうので、皮脂の分泌量が減ってしまいます。
するとバリア機能が低下して、肌の乾燥を招きやすくなり、かゆみを悪化させます。

加齢による代謝機能の低下も関係している

女性ホルモンの低下だけでなく、加齢によって体の機能の低下により代謝が落ちてくることも、更年期のかゆみの原因となります。
肌の生まれ変わりをターンオーバーと言いますが、年齢とともに生まれ変わりの周期が乱れてきます。

ターンオーバー
ターンオーバーが乱れると正常に新しい肌が生まれなくなってしまい、肌の乾燥やバリア機能の低下の原因につながってしまいます。

やがて肌のかゆみとなってしまうのです。

ヒアルロン酸の減少も乾燥の原因

肌のバリア機能が衰えるということは、紫外線、車の排気ガス、洗顔料の摩擦、空気中に舞うホコリといった外からの刺激を受けやすい状態になります。

その結果、刺激によって皮膚表面の角質がめくれ上がり、肌の潤い成分コラーゲンヒアルロン酸が外に流れ出し、乾燥に拍車をかけてしまうんです。

 

ここまでお話した内容を一度まとめると、40歳を境に減少する女性ホルモン・エストロゲンの影響によりプロゲステロンのバランスが崩れます。

そしてそれが肌のバリア機能の乱れへを引き起こし、ヒアルロン酸やコラーゲンが流出して乾燥を加速させてしまうというわけ。

 

一度起きてしまった角質の乱れは2〜3日で良くなるか、と言われたら残念ながらそう簡単には元に戻りません、、、。

年齢によって変化しますが、通常28日周期で生まれ変わる肌細胞のリズムを一刻も早く整えてあげる必要があります。これからその方法についてお教えしましょう。

 

更年期の体のかゆみの症状は?

通常、体にかゆみをもたらす原因はアトピー性皮膚炎やじんましんなどの特定の皮膚疾患による症状です。疾患ごとに原因は異なっており、適切な治療で治すことができます。

蕁麻疹

しかし肌の乾燥やストレス、内臓機能の低下、ホルモンバランスの乱れなどによるかゆみは皮膚病とは言わず、特定のかゆみを引き起こす原因の症状のうちのひとつとして扱われます。

よって原因を特定して改善しなければ症状やかゆみは続いてしまいます。

ちなみに更年期のかゆみの症状はホルモンバランスの乱れによるものです。
ただかゆいだけ、赤みが出る、など個々に症状が異なると心得ておきましょう。

女性ホルモン

湿疹が出ることもある?

更年期の体のかゆみの症状で湿疹が出ることもあります。

かぶれたようになってしまう人もいれば、じんましんが出てしまう人もいます。
すべての人が同じようにかゆみが出るわけではないと覚えておいてください。

更年期の体のかゆみの特徴は?普通のかゆみとの違い

乾燥したときのかゆみから、湿疹やじんましんが出たときの耐え難いかゆみ、アリが張っているようなむずがゆい感じなど…。

更年期による体のかゆみは人によってさまざまです。
その理由は、個々に体質が違うからです。

皮膚

皮膚感覚の違いや、肌の乾燥の度合いによって、個々に感じ方は違ってきます。

中にはかゆみでなく、日焼け後や合わない化粧品をつけたようなピリピリとした感覚がある方もおり、更年期のかゆみの症状や度合いは千差万別だと言えるでしょう。

どの部位がかゆくなりやすい?頭皮?陰部?

更年期の影響で体のかゆみを感やすいパーツは、ズバリ全身です。
顔や手足、おなかや背中だけでなく、頭皮や陰部までくまなくかゆくなるリスクをはらんでいます。

特に陰部は粘膜ですので、大変デリケートです。
乾燥が悪化すると性交痛にまで発展してしまうおそれがあります。

デリケートゾーン

いずれにしても更年期のホルモンバランスの乱れによるかゆみですので、肌の乾燥に注意してスキンケアしなければなりません。

たとえば洗顔やシャンプーはたっぷり泡立て皮膚を指でこすらないようにする、顔のすすぎは水で、シャンプーはぬるま湯で行う、アフターケアには保湿成分配合のミルクやクリームを使うなど、更年期のスキンケアでは工夫することをおすすめします。

保湿

ミルクやクリームは皮膚にうるおいを与えるのに最適です。

肌ダメージを与えたり、顔や頭の皮脂を奪ってしまったりする行為は、更年期のかゆみに最悪なのでぜひ注意してください。

今からできる更年期に起こる乾燥対策

今からすぐにできる、更年期に起こりがちな乾燥対策についてご紹介します。

 

日焼け止めを塗る

まずはやっぱり、紫外線対策が重要です。例え室内にいる時でも、曇りの日でも、冬場でも、日焼け止めは毎日欠かさず塗りましょう。

 

紫外線にはA波(UVA)とB波(UVB)があります。特に紫外線A波(UVA)はおそろしいもので、肌の奥深くまで到達して細胞を次々に破壊してしまうんです。そうして、肌の乾燥、かゆみ、たるみを招いてしまいます。

 

室内にいようが、日陰にいようが、私たちの肌へ年中紫外線にさらされています。今からでも遅くはありません、毎日必ず日焼け止めクリームを塗る習慣をつけましょう!

 

とにかく保湿する

紫外線対策の次に大切なのが、保湿ケアです。少しでも肌がヒリヒリする、かゆいと感じた場合はボディミルクやオイルを塗って保湿してあげましょう。

 

かゆい=肌が敏感になって刺激を受けやすい状態です。できるだけ肌への刺激が少なく負担がかからないボディケア用品を使ってください。

 

おすすめは、セラミド配合のローション。セラミドは、肌の保湿成分として細胞と細胞の隙間を埋める働きがあり、水分抱え込んで肌に潤いを閉じ込める効果があるんです。

 

お風呂から上がったら体を拭く前にオイルを塗ると、肌により浸透しやすく潤いが保たれます。もしベタつくのが気になる方は、体の水気を拭き取ったら即クリームやボディミルクを塗りましょう。

 

麻or綿100%のボディタオルを使う

ナイロンタオルは肌を傷つけ、皮膚のバリア機能をめちゃくちゃにしてしまいます。しかも傷ついた部分が炎症を起こして雑菌が入り、乾燥だけでなくニキビ、黒ずみの原因にもなるのです。

 

この負のループを断ち切り肌をより健やかな状態に近づけるためにも、もしくは綿100%のボディタオルに買い換えましょう。

麻や綿のボディタオルは肌への負担が少ないから、乾燥肌や敏感肌の人におすすめです。

 

ドラッグストアで販売されているので、ランチ休憩、仕事の帰り道にブラッと寄って購入してみてください。

 

刺激が強いボディーソープ、洗顔料の使用は避ける

あなたは、毎日どんなボディソープで体を洗い、洗顔料で顔を洗っていますか?

ボディーソープや洗顔料の多くには、食器洗剤で使われている界面活性剤が含まれています。この界面活性剤は洗浄力がとても強く、肌の潤いを保つために必要な皮脂や角質までをも剝がし取ってしまうわけなんです。

 

その結果、洗い上がると肌がつっぱったり、ひび割れたり、かゆみを伴った乾燥を引き起こしてしまうんです。

 

美しい肌と引き換えに、界面活性剤で肌を酷使し続けるのはあまりにも危険すぎます。天然由来の成分が配合された石鹸や、オーガニックに切り替えてみてはいかがでしょうか?

 

十分な睡眠を確保する

仕事、恋人、家族、友達との人間関係、環境の変化、季節の変わり目などの内的・外的ストレスによる睡眠不足は、肌に一発でその影響が現れます。

 

寝ている間に分泌される成長ホルモンの働きによって、ダメージを受けた細胞を修復したり肌の代謝機能を高める働きがあるんです。

 

アロマオイルを焚いたり、お風呂にゆっくり浸かったり、好きな音楽を聞いたりしてリラックスできる状態に持ち込み、質の高い睡眠を確保できるようにしたいものですね。

 

まとめ:毎日のケアで更年期に負けない肌へ

更年期障害に現れる乾燥によるかゆみは、実はただの乾燥ではなく女性ホルモンの影響と、それに伴うヒアルロン酸の減少が原因のようです。

紫外線対策や保湿、睡眠を心がけてあの頃の肌を取り戻しましょう。

更年期障害のかゆみまとめ

更年期の体のかゆみには、スキンケアやヘアケアのように外側からケアすることや、ストレスや睡眠不足解消など基本的生活を送ることが大切です。

同時にサプリメントや漢方薬の備えあれば役立つかもしれません。

①サプリ

大豆イソフラボンやアスタキサンチンは更年女性のリズムを整えます。若々しく保つのに最適で、多くの女性のいきいきとした生活をサポートします。

またビタミンC、ビタミンE、ベータカロチンはわずらわしく忙しい現代社会にピッタリ。若々しさをサポートしながら更年を過ごせます。

サプリ

②漢方薬

通常の薬とは違い、漢方薬は複数の症状に対して効果をもたらすのが魅力です。

医者や症状によって処方される漢方薬は違ってきますが、更年期のかゆみに対する処方には以下のようなものがあります。

漢方薬

〇加味逍遙散
理想的な体型、体質向き。のぼせ、肩こり、頭痛、精神不安、疲れやすい、精神不安、不眠。更年期の代表的な漢方です。

〇桂枝茯苓丸
理想的な体型、体質向き。手足の冷えがあるのにのぼせる、肩こり、頭重、めまい加味逍遙散と同じく、更年期の代表漢方的存在。

〇当帰芍薬散
やせ型、虚弱体質向き。冷え性、貧血、むくみ、疲れやすい。加味逍遙散や桂枝茯苓丸と同じく、更年期に役立ちます。

ガッチリ型で丈夫なタイプの更年期のかゆみには、桃核承気湯、柴胡加竜骨牡蛎湯などの処方があります。
他には温経湯、五積散、温清飲などの漢方薬も更年期の症状に効果をもたらします。体力に合わせてどの漢方薬を使用するのか変わってきます。

漢方薬にも種類がありますが、医療用漢方製剤を使用するのが一般的でしょう。

漢方薬

ドラッグストアや薬局、通販でも購入できますが、医師を受診してから処方してもらうほうが保険適用されるのでお得です。

また漢方薬を自分で見極めるよりも、医師の経験を生かして処方してもらったほうが、より自分にマッチしたものを使えますね。
自分の更年期のかゆみに効く漢方薬を選びましょう

\ SNSでシェアしよう! /

Ms.アンチエイジングの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Ms.アンチエイジングの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

専門ライター紹介 専門ライター一覧

沼田 優衣

沼田 優衣

ヘルスケア分野の店舗企画開発を経験。自身の心身の崩れから、より一層スキンケア、ヘルスケアを研究するようになる。現在は美容を中心としたプロライターとして活動。

この記事を読んだ方が興味ある記事

  • 頭痛やイライラ・・更年期障害は漢方の力でケア

  • その乾燥肌は肌の疲れが原因だった!?

  • 食べ過ぎ止まらない・・・食べ過ぎを止めたい人必見の方法まとめ

  • 更年期の関節痛の痛みを取る・和らげる最新事情

  • 胃腸が弱い人は鍛えてアンチエイジング♪

  • 更年期障害だと感じたら病院は何科?検査の流れ~治療法まで